竹鶴ピュアモルトのラベルに刻まれた創業者の名前——本人が名付けなかったウイスキーと、2つの蒸溜所が出会う一本

ウイスキー
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ラベルの中央に「竹鶴」と書かれています。

これは地名ではありません。人の名前です。ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝。「日本ウイスキーの父」と呼ばれた男の苗字が、そのままウイスキーの名前になっている。

ただし、竹鶴政孝本人がこのウイスキーに自分の名前をつけたわけではありません。

こんな方に合うお酒です

  • ニッカウヰスキーの名前は知っているけれど、「竹鶴」は飲んだことがない方
  • [余市](yoichi-label)を知って、ニッカの世界をもう一歩深く知りたい方
  • 7,000〜9,000円台で「名前に意味があるウイスキー」を贈りたい方
  • 「マッサン」を見て竹鶴政孝に興味を持った方
  • 2つの蒸溜所の原酒が出会うという特別感に惹かれる方

贈るとどう見られるか

竹鶴を贈ると、「この人はウイスキーの歴史まで知っている」と思われます。

山崎や響はサントリーの看板。竹鶴はニッカの看板。日本のウイスキー史は、この2つの名前を抜きには語れません。ウイスキーに詳しい人には「竹鶴を選ぶとは、わかっているね」と響きますし、詳しくない人にも「日本ウイスキーの父の名前がついたウイスキー」と添えれば、ただのお酒ではなくなります。

年間22,000ケースの数量限定品なので、「どこでも買えるわけではない」という希少性もギフトの価値を上げます。

ラベルに刻まれた「竹鶴」の二文字

[ラベル写真: ラベルの「竹鶴」文字部分アップ — ユーザー撮影写真]

2020年のリニューアルで、竹鶴ピュアモルトのラベルは大きく変わりました。

旧ラベルは黒を基調としたデザイン。リニューアル後は白(ベージュ)を基調とした、明るく洗練された装いに生まれ変わっています。

新しいラベルの見どころは3つあります。

1つ目は「竹鶴」のロゴ。ラベルの中央に堂々と配されたこの二文字が、このウイスキーの名前であり、創業者の名前です。

2つ目は竹鶴政孝の直筆サイン。ラベルをよく見ると、創業者本人の筆跡を再現したサインがあしらわれています。本人がこの世を去ってから21年後に生まれたウイスキーに、本人の筆跡が刻まれている。

3つ目はニッカウヰスキーのエンブレム。社章がラベルに入ることで、「これはニッカの正統なウイスキーだ」という本格感を伝えています。

本人が名付けなかったウイスキー

竹鶴政孝は1979年に85歳で亡くなりました。

「竹鶴」という名前のウイスキーが初めて世に出たのは2000年。「竹鶴12年ピュアモルト」として発売されました。竹鶴政孝の没後、21年が経っていました。

つまり「竹鶴」は、創業者本人が自分の名前をつけたウイスキーではなく、後継者たちが創業者に捧げたウイスキーです。

竹鶴政孝は生前、自社製品に自分の名前をつけることはしませんでした。蒸溜所がある「余市」という土地の名前をつけたウイスキーは作りましたが、自分の名前は使わなかった。それを後継者たちが、創業者の功績を讃えてブランド名にした。

[余市](yoichi-label)のラベルには「土地の名前」が刻まれ、竹鶴のラベルには「人の名前」が刻まれている。同じニッカから生まれた2つのウイスキーは、対になっています。

2つの蒸溜所が出会う一本

竹鶴ピュアモルトの最大の特徴は、「ピュアモルト」であること。

[余市](yoichi-label)は余市蒸溜所だけの原酒で作るシングルモルト。竹鶴は、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所、2つの蒸溜所のモルト原酒を合わせて作る「ヴァッティング」のウイスキーです。

なぜ2つの蒸溜所を使うのか。

竹鶴政孝は、スコットランドのウイスキー造りから「1つの蒸溜所だけでは理想のウイスキーは作れない」と学んでいました。個性の異なる原酒を組み合わせることで、1つの蒸溜所だけでは到達できないバランスが生まれる。

余市蒸溜所は北海道。石炭直火蒸溜による力強く重厚な原酒を生みます。宮城峡蒸溜所は仙台。スチーム加熱による華やかで軽やかな原酒が特徴です。北の重厚さと、東北の華やかさ。正反対の個性が出会って1本になる——それが竹鶴ピュアモルトです。

竹鶴政孝が1934年に余市に蒸溜所を作り、1969年に宮城峡に2つ目の蒸溜所を作ったのは、まさにこの「組み合わせ」を実現するためでした。竹鶴ピュアモルトは、創業者が生涯をかけて追い求めた「理想のウイスキー」の設計図そのものなのです。

黒から白へ——2020年のリニューアル

2020年、竹鶴ピュアモルトは大きな転換点を迎えました。

年数表記のあった竹鶴12年、17年、21年、25年が原酒不足により終売。代わりに、年数表記のない「竹鶴ピュアモルト」がリニューアルされて再登場しました。

ラベルは黒から白へ。見た目の印象が大きく変わりましたが、中身も変わっています。リニューアルでは余市蒸溜所の原酒の比率が引き上げられ、力強さやピートの特徴がより際立つ設計になりました。

年間22,000ケースの数量限定。店頭で見かけたら、次にいつ出会えるかわかりません。

こんなシーンに竹鶴を

父の日——「日本ウイスキーの父の名を冠したウイスキー」を贈る

[余市](yoichi-label)と同じく、竹鶴も父の日のギフトに合います。違いは、余市が「土地の物語」なら竹鶴は「人の物語」。「日本ウイスキーの父の名前がそのままついたウイスキーだよ」と伝えるだけで、ギフトの意味が変わります。

結婚祝い・パートナーへの贈り物——「2つが1つになる」ウイスキー

余市と宮城峡、2つの蒸溜所の原酒が出会って1本になるウイスキー。異なる個性が合わさって完成するという物語は、結婚祝いにぴったりの文脈です。

余市との飲み比べ——同じ創業者、違う哲学

余市はシングルモルト(1つの蒸溜所の個性)。竹鶴はピュアモルト(2つの蒸溜所の融合)。同じ竹鶴政孝の思想から生まれた、対照的な2本。セットで贈るのも一つの手です。

もし竹鶴の旧ボトルがお家に眠っていたら

年数表記のある竹鶴は2020年に終売。現在、これらのボトルにはプレミアがついています。

ボトル流通相場(2026年4月時点)
竹鶴12年(終売品)約20,000円
竹鶴17年(終売品)約45,000円
竹鶴21年(終売品)約88,000円
竹鶴25年(終売品)約250,000円

棚の奥に年数表記のある竹鶴が眠っていませんか? 特に竹鶴25年は25万円前後で取引されています。飲まないまま保管しているなら、一度査定に出してみるのも選択肢です。

ラベルが古いお酒や見慣れないボトルは、思わぬ価値がつくこともあります。
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※未開封品に限ります。開封済みのボトルは買取対象外となる場合があります。

基本情報

項目内容
正式名称竹鶴ピュアモルト
英名TAKETSURU PURE MALT
製造元ニッカウヰスキー(アサヒグループ)
原酒余市蒸溜所+宮城峡蒸溜所のモルト原酒をヴァッティング
種類ピュアモルト ジャパニーズウイスキー
アルコール度数43%
容量700ml
価格帯定価7,700円(税込)/ 流通価格 約9,500円前後
年間生産量22,000ケース(数量限定)
発売2000年(竹鶴12年として)/ 2020年リニューアル
創業者竹鶴政孝(1894-1979)/ NHK「マッサン」のモデル

※ピュアモルトとは、複数の蒸溜所のモルト原酒を合わせたウイスキーのこと。1つの蒸溜所の原酒だけで作る[余市](yoichi-label)(シングルモルト)とはここが違います。

竹鶴ピュアモルトを手に入れるには

竹鶴ピュアモルトは数量限定のため、常に在庫があるとは限りません。Amazonや楽天で見かけたら早めの購入をおすすめします。

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※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
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